鹿角（かづの）は秋田県の北東部に位置し、青森県、岩手県とも接しています。江戸時代は南部藩に属し、冬の寒さは有名です。　（12枚）

大湯温泉で宿泊し、少し南下して「尾去沢鉱山」を目指します。カーブを切ると突然山陰から廃墟が目に飛び込んできます、ここはどこだ、間違って迷い込んだのではないだろうかと錯覚します。

地図はこちら

迫力満点の「尾去沢鉱山」は708年に金を採掘したという伝説がありますが、実際には江戸前期から採掘され、明治期以降岩崎家（三菱）の経営になります。
昭和53年に閉山になり、その後は観光鉱山になりました。全長1.7kmの観光坑道は素晴らしいです。他の廃坑に比べて比較的作業環境は良かったように感じました。
八幡平（はちまんたい）に抜ける「八幡平アスピーテライン」が当初予定より地震の影響で開通が遅れていましたが、前日に全線開通しラッキーとばかりに目指そうとしたら、その晩に雪が降ってまたもや閉鎖になりました。途中のビジネスセンターに寄りました。
そのビジネスセンターの裏に「泥火山」があると聞いたので、スノーシューを借りて見に行きましたが、よく分かりませんでした。4月の末でまだこれだけ雪が積もってるんですよ。
そのような訳で、八幡平を諦め「湯瀬渓谷」を散策しました。駐車場に車を停めて「天狗橋」を渡って遊歩道を歩きます。
水量豊富な米代川の渓流を右手に見ながら歩きます。カタクリなど山野草も咲いています。
米代川に注ぐ「細滝」です。この付近かなり地盤が弛んでいて地元のパトロール隊が見回っていました。
「獅子淵」です。
「藍桶（あいごが）」です。藍桶とは本来は甌穴（おうけつ）のことですが、写真では甌穴はさっぱり見えません。
今宵の宿泊場所は一軒宿の「後生掛温泉」です。「馬で来て足駄（あしだ）で帰る後生掛」といわれるように温泉療養の効用あるそうで長期の湯治客多いです。素晴らしい温泉でしたね。
標高1,000mくらいだそうです。この奥に泥火山などがある「後生掛自然研究路」があるのですが、このような状態で前には進めませんでした。