雪で雫石の観光地がほとんど通行止めだったので、急遽、仙岩トンネルを抜けて秋田県に入りました。何の予備知識もなく行ったので、今回は後日再度訪問するための下見という感じでのアウトライン観察になりました。　（14枚）

田沢湖畔に佇む「たつこの像」です。御所湖畔の「シオンの像」、十和田湖畔の「乙女の像」とともに「みちのく三大湖の彫刻」として知られています。この地に伝わる伝説の辰子をモデルにしています。カップルで行くとたつこが焼きもちを焼いて、二人の仲を裂くという言い伝えもあります。

地図はこちら

田沢湖の水深は423.4mと日本一の深さで、透明度も摩周湖に次ぐと言われています。
角館（かくのだて）に入りました。古い武家屋敷が残る街並みです。2月14日が「火振りかまくら」のお祭で、その準備で町のあちこちに雪の灯篭が作られていました。炭俵や米俵に縄をつけ、それに火をつけて振り回す行事だそうです。
角館には多くの武家屋敷が残っていますが、中を拝観できるのは、当日は2軒だけでした。そのうちの一つ「石黒家」です。1853年に旧家を買い取り、ほぼそのままの状態で残っています。庭には立派な枝垂れ桜がありました。入場料300円。
もう一つが「青柳家」です。角館武家屋敷の中でも代表的なものであり、約400年も続く家柄です。敷地も広く、中には秋田郷土館やハイカラ館などもありました。入場料500円。武家屋敷は南北に通っている「表町下丁」「東勝楽丁」に集中しています。
「角館樺細工伝承館」です。中に入らなかったのでわかりません。樺細工とは山桜の木肌を磨いて作る工芸品です。
秋田といえば稲庭うどん。細いが腰があって美味しい。その代表格「佐藤養助角館店」です。私は少し離れたところの「ふきや」で「七代目佐藤養助稲庭うどん」を食べました、おいしかったです。
田町武家屋敷通りにある「西宮家」です。米蔵や文庫蔵など五つの蔵と母屋があります。明治後期からは地主としても栄えました。
江戸時代から続く、醤油・味噌の醸造元「安藤醸造元」です。明治15年の火災を教訓にレンガ造りの蔵屋敷を建てました。レンガはすべて漆喰で接着され、大規模な修理は今まで一度もないそうです。試食の漬物がおいしかったです。
田沢湖から田沢湖高原を登り、少し降りたところに乳頭温泉郷があります。乳頭山麓に点在する七湯が「乳頭温泉郷」と呼ばれています。七湯は独自に源泉を持ち、その泉質は多種多様十種類以上の源泉があります。このような道を10分以上走ります。
乳頭温泉郷の一番手前にある、テレビなどでも有名な「鶴の湯」に日帰り入浴をしました。3時までだったので、時間的余裕がなくあわただしい入浴でした。
宿泊施設です。その昔は電気を通っておらず、「ランプの宿」とも言われていました。今は人気スポットでなかなか予約できないそうですよ。
「鶴の湯」の内湯の一つです。白湯と黒湯の二つがあり、どちらかが酸性で、そちらかがアルカリ性だそうですが、入り比べしましたがわかりませんでした。
白濁した露天風呂です。脱衣場は男女別々ですが、女性風呂からは男性風呂に入って来れます、すなわち混浴です。混浴の写真を掲載できないのは残念です。