愛知県北西部に位置し、「尾張の小京都」と称される歴史のある都市です。木曽川が濃尾平野へと注ぎ出る場所に位置し、犬山扇状地が形成されています。
国宝の犬山城、明治の遺構を集めた明治村でも知られています。　（12枚）

6時ごろ家を出て、8時半ごろには犬山城の駐車場に到着です。観光客が大勢来る前に写真を撮ろうと早く出かけました。駐車場の係員にビュースポットを聞いて、入城する前にひと仕事です。桜とのコラボが素晴らしく、たちまちテンションがあがりました。

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正面ではないですが、木曽川縁から眺める犬山城は素晴らしいです。4つある国宝の城のひとつです。その他は、姫路城、彦根城、松本城です。
城門を潜り、中に入ります。もうすでに大勢の観光客です。犬山城は1537年、織田信長の叔父にあたる織田与次郎信康によって築城されました。天守閣は日本最古です。
城の敷地内にある「針綱（はりつな）神社」です。尾治針根連命を祀る神社で、明治維新後に現在地に移され、尾張五社のひとつとして崇敬を集めています。
同じく城山の麓にある「三光稲荷神社」です。創建は不詳ですが、犬山城内三狐寺山に鎮座せられ、古きより織田信長の叔父織田信康公の崇敬が厚かったと言われています。
犬山城から少し歩いたところに「有楽（うらく）苑」があり、その中に茶室「如庵（じょあん）」があります。如庵は、織田信長の実弟・織田有楽斎が晩年、武士を棄てて京都建仁寺の正伝院に隠棲したときに建てられた茶室です。明治以降に、有楽斎の故郷に戻ってきました。京都山崎妙喜庵内の「待庵」と大徳寺龍光院内の「密庵」とともに国宝茶席三名席のひとつです。
小高い丘を登ると「成田山大聖寺」があります。成田山新勝寺の名古屋別院として、昭和28年、本堂が建てられました。自動車交通安全祈祷の草分け的存在です。
木曽川沿いに北東に進めば「桃太郎神社」があります。桃の実の精霊で大神実命を祀る神社です。桃太郎伝説は岡山が有力だと思いますが・・・「桃形鳥居をくぐれば、悪はサル、病はイヌ、災いはキジ」と書かれていました。
少し戻り、丘に登り、さらにスロープカーに乗って「寂光院」の本堂に行きます。654年創建と伝えられる尾張最古刹・厄除け千手観音霊場です。
市街地に戻り、「本町通り」を歩きます。古い街並みが残っており、その中のひとつ「旧磯部邸」を訪ねてみます。江戸末期から明治初期にかけて建築された建物で、国登録有形文化財に登録されています。何といっても、奥行きが58mあるのが驚きです。国の登録有形文化財です。
南に外れ、県道177号線から「大懸（おおあがた）神社」に行きます。尾張開拓の祖神大縣大神を祀る神社ですが、創建は不詳です。縁結び、安産、子授かりの神として崇められています。
犬山を離れ、大垣に向かう途中寄り道をして、各務原の新境川堤に桜を見に行きました。JRと名鉄が並んで走っています。