「ひまかじま」と発音します。三河湾に浮かぶ人口2212人の小さな島です。海水浴、魚釣り、潮干狩りなどで人気があり多くの観光客が訪れることでも知られています。　（12枚）

知多半島の最南端の「師崎（もろざき）港」から高速艇に乗り、日間賀（ひまか）島に向かいます。日間賀島には西港と東港があります。レンタサイクルの店がある西港で降り立ちました。

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出迎えてくれたのが大きなタコのモニュメントです。東港にも同じようなタコのモニュメントがあり、西港のタコは西側の足を持ち上げ、東港のタコは東側の足を持ち上げています。早速、食堂に入り、名物のタコの刺身を食べました。コリコリして美味しかったです。
さあ、レンタサイクルで島を一周しようと店に行くと閉まっている、ギョッ。よく考えるとレンタサイクルだと元のところに返しに帰ってこなければならないけど、徒歩なら一方通行で東港から高速艇に乗ればいいんだ。ってことで歩き始めました。タコが干されていました、美味しそうですね。
少し急な坂道を登ると「長心寺」があります。安産の神様を祀っています。
小学校や中学校を眺めながら心臓破りの坂の近くの「呑海院」に至ります。忠臣蔵で有名な赤穂浪士のひとり、大高源吾の「へその緒塚」があります。意外に知られていませんが、彼は日間賀島で生まれ育ちました。
東港に至り右折して少し行くと防波堤を利用して、小学生の卒業記念としてタイルによる描画があります。見事です。
東港の待合所には同じくタコのモニュメントがあります。そして、その前に島でひとつしかない信号機があります。
東港からさらに東に行きます。「大光院」です。725年に創建され、1691年に再興された知多新四国八十八ヶ所の霊場のひとつです。運が良ければ境内から富士山が見えることもあるそうです。
白い砂浜の「サンライズビーチ」を横目にさらに東に行くと「日間賀神社」があります。由緒などはよく分からないですが、境内の裏手から古墳が14基発見されていますから、かなり古くからあったのでしょう。
一本道を間違えれば迷路です、さっぱりわかりません。島では原付バイクの普及率が高く、面積当たりの原付バイクの保有台数は全国一だそうです。
迷路を探し探して「安楽寺」です。現在でも産後110日目や誕生日、七五三に氏仏様をお参りする風習が残っています。「蛸阿弥陀如来」が安置されています。漁師の網に掛かって引き上げられた如来様を大ダコがしっかり守っていたからこう呼ばれるようになったとか。
原風景を見る感じですね。何が良くて日間賀島がこれほどまでに人気があるのか、結局分からず仕舞いでした。人口200人余りの島に、50人以上収容できる宿泊設備が16ヶ所もあるのは不思議でしょ、謎ですね。でも、また行きたくなる島であることも確かです。