東三河に位置し、豊川稲荷の門前町として栄えました。市の名前は「とよかわ」ですが、地域内を流れている川は「とよがわ」です。　（12枚）

豊川と言えば「豊川稲荷」、豊川稲荷の門前町として栄えました。正しくは妙厳寺の境内に祀られた「豊川だきに真天」の通称です。1441年、東海義易禅師により開創されました。

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お稲荷さんと聞けば赤い鳥居がずら〜っと並んでいる図を想像しますが、豊川稲荷は神社ではなくお寺なのです。
織田信長、豊臣秀吉の信仰も篤く、今でも商売繁盛、家内安全の『神』として全国に信仰が広まっています。日本三大稲荷のひとつとされています。　写真は境内「きつね塚」です。
豊川稲荷の近く「三明寺」に行きます。702年の創建といわれ、「豊川弁財天」の名で親しまれています。
境内にある「三重塔」は1層・2層が和様で、3層が唐様に建てられており1531年の建立です。国の重要文化財になっています。
北東へ「砥鹿（とが）神社」に行きます。里宮（写真）と奥宮があり、奥宮は本宮山の頂上にあるそうです。
平安時代の初め頃から三河国の神社では筆頭格の扱いを受けています。思っていたより大きな社でした。
市の中心部付近に戻ってきて、「長谷（ちょうこく）寺」に行きます。武田信玄の名軍師・山本勘助はこの寺の念宗和尚と親交がありました。
561年、川中島の合戦で戦死したことを知った和尚は、勘助の死を悼み遺髪を埋めて五輪の搭を建てました。
国道1号線を走り、途中、旧東海道に入ります。1604年に大久保長安が植えた「御油の松並木」です。御油宿から赤松宿までの600mに渡って約300本が並び、往時の面影を残しています。国の天然記念物に指定されています。
その街道沿いに「浄泉寺」があります。石造りの三十三観音が有名です。　近くには樹齢800年の楠が聳えている「関川神社」があります。
江戸時代から続く旅籠「大橋屋」です。安藤広重の「東海道五十三次・赤坂宿舎招婦図」のモデルになっています。また、芭蕉が宿泊し、句を読んだともいわれている創業江戸中期とされる宿です。現在も営業しており宿泊できるといわれていますが、行った感じでは営業してないようでしたが・・・