野辺地町（のへじまち）は下北半島の付け根の部分にありヤマセの影響を受けやすく一年を通じて冷涼です。

青森空港から帰路に着くので、行きがけの駄賃みたいに、むつ市からの通過点、野辺地を散策します。「十符ヶ浦海水浴場」です。「十符」はこの地に産したスゲを十節に編んで作った敷物からきている語で「符」は網目の意味です。

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少し山側に入ると小高い丘が「愛宕公園」です。明治時代に造られたそうです。変わったモニュメントがありましたね。
園内にある湧水です。明治天皇巡行の際、調理用に使われたことから「御膳水」と呼ばれるようになりました。
御膳水」の横には「エドヒガン」があります。樹齢300年以上、高さ18m、幹の太さ5.3m、本州最北限の「エドヒガン」です。
見晴台から野辺地町を眺めたところです。遠くには津軽半島が見えます。
町の中心部に「常光寺」があります。石川啄木の伯父が住職をしていた関係から啄木は3度ここを訪ねているそうです。参道に面白い服を着た6体のお地蔵さんがありました。隣にある旧家「行在所」は修理中でした。
中心部よりやや西北に「野辺地八幡宮本殿」があります。1714年の再建です。敷地内には金毘羅宮本殿もあります。
北へ行き、海に面したところに「常夜燈」があります。1827年に野辺地の海鮮問屋・野村治三郎によって建てられ、現存する常夜燈ではかなり古いものです。　まかど温泉で旅の疲れを癒して帰りました。