比叡山、高野山とともに日本三大霊場に数えられる恐山は862年、慈覚大師によって開山された天台宗の修験道場です。　（14枚）

むつ市内から北西に上がって行きます。近づくにつれ心臓の鼓動が早くなります。途中、湧水「冷水」があります。この湧き水を1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲めば死ぬまで若返ると言われています。

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三途の川に架かった太鼓橋を渡り、さらに近づいて行きます。
駐車場に車を停めて、まずは「総門」です。開山は862年、開祖は天台宗を開いた最澄の弟子である慈覚大師円仁です。
「山門」です。恐山には口寄せするイタコがいると言われています。でも、現在はここにはおらず、何かの行事の時だけ出張してくるそうです。
いよいよ、おどろおどろしい雰囲気が出てきますね。生憎の曇天でしたが、ここ恐山はその方がいいですね。
正面突き当りには「地蔵殿」があります。開祖・円仁は6尺3寸の地蔵尊を彫り本尊としてここに安置したとされています。
下北地方では「人は死ねば（魂は）お山（恐山）さ行ぐ」と言い伝えられています。
なんとも言えないお地蔵さんの顔ですね。
風車は幼子の霊をなぐさめるためにあるようです。誰が置いてもいいそうです。
境内には108もの地獄があるそうです。
そのひとつ「無間地獄」です。親より先に亡くなった子供が、自分は親不孝者だと思い、親を思って石を積み上げるそうで、それを天まで積み上げるとこの世に帰られるが、いつも地獄の鬼に見つかって崩されてしまうそうです。
「延命地蔵尊」です。この辺りは緑も濃く、紅葉もあり、地獄ではなさそうです。
その眼前には「極楽の浜」があります。「宇曽利山湖」の一部です。綺麗な砂浜です。
全山に硫黄の臭いが充満しています、それで余計におどろおどろしさを醸し出しているのでしょうね。