青森ねぶた祭は奈良時代に中国の「七夕祭」と古来からあった津軽の習俗が一体化してできあがったものと考えられています。
「ねぶた」の語源は「眠たい」で眠りを覚ます、邪気を祓うという意味合いがありそうです。　（14枚）

パックツアーで岩手県花巻空港に着いて、南部鉄の工場などを見学した後ホテルへ。食事の前に青森の象徴的な建物「アスパム」へ。展望台があり、青森湾を一望できます。運が良ければ北海道の函館まで見えるそうです。

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「アスパム」の裏には「ラッセランド」があり、そこには「ねぶた」が収納展示されています。前日の風雨で傷ついた「ねぶた」を修理したりしています。写真のように被写体にもなっています。
街では高校生のアルバイトでしょうか、このような鈴を売る子を多く見かけます。観光客もこの鈴を鳴らしながら見学するのです。私ももちろん買いましたよ。
さあ、7時過ぎに祭りは始まります。街中を2時間かけて練り歩きます。先導する人の扇捌きひとつで「ねぶた」は左にも右にも回ります。またお辞儀するような動きもあります。
各企業体や団体の「ねぶた」が練り歩きます。そしてそのコンペが行われます、今年はどこが「ねぶた大賞」を獲得したのでしょうか。JRが強い時代があり、ここ2年は青森山田学園が受賞しています。
「ねぶた」の制作費はおよそ2000万円ともいわれています。れっきとした「ねぶた師」という職業があり、一基作るのに400万円の報酬があるそうです。
昔は和紙と竹とローソクで作られていましたが、今や竹は針金にローソクは電球に変わっています。
台車の上に「ねぶた」が乗せられているのでしょう、曳き手が台車の下の棒を押しながら進めます。左右にも廻りますし、お辞儀をするような格好もします。観衆が大いなる声援をするとそちらの方向を向いてくれます。
華やかな「ねぶた」の下ではこのような縁の下の力持ちがいます。このような人たちのおかげで「ねぶた」も成り立っているのですよね。
「ねぶた」の後ろには大勢の「跳人（はねと）」と呼ばれる人がスキップするようにして踊りながらついていきます。掛け声は「ラッセラー、ラッセラー　ラッセラッセラー」です。耳に残り離れませんよ。ハネトは衣装に鈴を付けています。飛び跳ねるのでその鈴が外れます。その鈴を拾うと幸運がもたらされると伝えられています。私は2個拾いました。
地方衆もついていきます。太鼓の音が響きます。
笛の音も
明るく元気そうなお顔でしょ。楽しいんでしょうね。
祭は9時ごろに町内一周で終わりました。「ねぶた」は塒（ねぐら）である「アスパム」の裏の「ラッセランド」に帰ります。