秋田県の北東に位置し、800年の昔から、大湯川沿いに自然湧出した温泉で、江戸時代にはこの地を治めていた南部藩の保養温泉地に指定されました。
その後国立公園十和田湖の誕生により十和田に一番近い温泉地として有名です。　（12枚）

弘前から南下し１時間弱、金山で有名な小坂町を過ぎ（拙HP参照）大湯温泉に至ります。ここから十和田湖にかけて24ヶ所の滝があります。まずはその拠点の「中滝ふるさと学舎」を訪ねます。平成20年度で廃校になった旧中滝小学校舎を改修した施設です、食事もできます、美味しかったです。

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校舎の近くに「中滝」があります。落差が小さくなだらかな岩を流れる滝は女性の優しさを思わせます。
落差11.5m　幅8m。
やや上流の「錦見の滝」です。大湯川の支流にあり、板状節理の岩肌を流れ落ちる水が周囲の林に霧のようなしぶきを散らします。
落差10.8m　幅12.5m。
「錦見の滝」の滝壺付近です。
さらに上流にある「銚子の滝」です。昔、滝の上部が銚子の口の形をしていたが、丸太を滝から落としているうちに欠けてしまったそうです。大湯一の名瀑と言われています。
落差18m　幅8m。
同じ「銚子の滝」です。同じに見えますか？
さらに上流に行くと「湯の又の滝」があります。広い幅で均等に落ちる滝は玉簾のような輝きを見せてくれます。
落差19m　幅10m。
さあ、玉すだれに見えますでしょうか？　「湯の又の滝」の上流には「一番滝」「二番滝」があります。
雪解け水でしょうか、「大湯川」の水量は多く、大きな堤防もないのに奔流が走っていましたね。
「中滝」の下流に「止滝」はあります。海から遡ってきた鱒が「止まる」、銚子・中滝と続いた滝が「止まる」、この２つの意味をもちます。廊下状の通らず、深い淵に飛沫を巻上げる様が迫力があります。
落差8m　幅11m。
国道から逸れて支流を遡ること約10分、「小根津戸（こねつとう）雄滝」があります。高い落差からの勇壮な眺めを楽しめます。
落差44m　幅20m。
さらに奥には雌滝があります。
すべての滝巡りはできません。　滝から離れて歴史的遺産「大湯環状列石」があります。よくわかりませんが、縄文時代後期の遺跡で石が規則的に円形に並べられています。住居があったと推定されています。