秋田県大仙市と横手市に挟まれた格好で三郷町六郷があります。古来から百清水とも言われてきた清水の里、
また荘厳な鐘の音が聞こえるお寺の里でもあります。　（10枚）

三郷町役場六郷庁舎に車を止め、ウオーキングマップをもらい散策を始めます。古来から清水の名所として知られています。まずは「ニテコ清水」へ。アイヌ語のニタイ（森林）とコツ（水溜り）から名付けられたとか。明治天皇も訪れています。

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「ニテコ清水」のすぐ横に「ニテコ名水庵」があります。ここで昼ごはんとして流しソーメンを食べました、おいしかったですよ。奥には地元の「かあちゃん」たちが作った野菜などを販売している「湧子ちゃん」があります。
清水は一体いくつあるんでしょうね、地図上では26個表示されていますが。その中の代表的な「藤清水」です。
時計回りに歩きます。ゆっくり廻っても中心地だけなら30分程度でしょう。諏訪神社の裏にある「諏訪清水」です。
中心地の各清水を結ぶ遊歩道があり、途中にはこのような東屋もあります。
「御台所清水」です。今でもここで野菜を洗ったりしているそうです。冷たくておいしい水でした。鷹狩に来た佐竹の殿様が料理用にここの水を使用したとか。
「キャベコ清水」です。キャベコとは方言で男の子の・・・だそうです。スイカを冷やして、のどかな感じがしますね。
遊歩道から「寺町通り」に出る前は、このようなのんびりとした道が続きます。江戸時代後期の旅行家、菅江真澄は六郷のことを「六郷は養栄丸に百清水、多い寺々絶えぬ金持ち」と記しています。
小さな町なのに「寺町通り」には12ものお寺さんが並んでいます。各宗派が勢ぞろいって感じです。そのうちの一つ「和光山長明寺」です。
「諏訪神社」に戻り、六郷探索は終わりです。ここも『小さな町 小さな旅』で調べたところです。普通の観光客なら行かないところですよ。