三河湾に浮かぶ離島です。行政的には西尾市に属します。人口262人、最高標高38mの小さな島です。近年、アートで島起こしを進めています。　（14枚）

四日市からレンタカーで約1時間半、西尾市の一色港から高速艇に乗って約25分で佐久島東港に到着です。レンタサイクルで島内を一周です。

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小さな島といえども、細い道が入り組んでいるし、案内板も廃れているのでわかりにくい。うまい具合に「八劔神社」にあたりました。1024年の創建と伝えられています。ちょうど当日はお祭りで、大勢の島民で賑わっていました。
坂を少し下ったところに「阿弥陀寺」があります。観音堂には1600年の銘がある如意輪観音座像が安置されています。
さらにもう少し下ると「正念寺」があります。その縁側に「海神さま」は鎮座されています。島のあちこちにこのようなアート作品がちりばめられています。
島の集落は東と西のふたつに分かれていますが、そのほぼ中間点に「佐久島小・中学校」があります。小学校の生徒数は16人です。
フラワーロードを走っていると「祠」があり、その横の山羊小屋と対になっている、「空海郵便とビリー・ザ・キッド」と表示されてるが、なんのこっちゃさっぱりわかりません。
西に自転車を走らせると「佐久島クラインガルテン」があります。10棟あり、年間48万円で53㎡の家屋と70㎡の農地を借りることができます。結構人気があり、すべて埋まっているそうですよ。
西地区に入り、さらに狭い路地を縫うように走ります。地元の人に道を聞きながら「大葉邸」に到着です。古民家を平田五郎氏がアート的に改装しました。微妙な空間を創りだしていますね。
島のあちこちに弘法大師の祠があります。八十八ヶ所を巡る「佐久島弘法巡り」があります。昔、弘法大師がこの地を訪れたのでしょうかね？
このあたりは「黒壁集落」と呼ばれています。潮風から建物を守るためにコールタールを塗っているのです。そしてその景観は「三河湾の黒真珠」とも称されています。
海辺に降りて行くとオブジェ「おひるねハウス」があります。実際、中に入って昼寝することもできます。なんせ、のんびりとゆったりと気持ちがいいのですよ。
西港に面して「弁天サロン」があります。「佐久島アートピクニック」の出発点でもあり休憩所でもあります。常設展示場もあり、当日は四人の島出身のアーティストの作品展をやっていました。
少し坂を登ると「崇運寺」があります。1192年、後鳥羽上皇の第7皇子と伝えられる青蓮院によって建立されたと言われています。徳川家康も滞在していたことがあるという言い伝えもあります。
東港に戻り、橋を渡って大島に行きます。その橋に「イーストハウス」と名付けられたオブジェがあります。　佐久島は楽しい島です。